教育ポリシー

学習の基盤は幼稚園で作られます。
幼椎園の「遊び」は、幼稚園の時代を楽しく、豊かなものにするものですが、さらにその後の学習や生活の基礎をつくるものでもあります。

遊びの中で人とかかわり、用具を使い、体を動かします。

人との交わりの中で楽しく言葉を交わし、気持ちを伝えます。ときには意見をぶつけ合う中で友達を受け入れたり、ルールを作り、みんなで遊ぶ術を考えます。

試行錯誤を繰り返しながらものづくりを工夫し、遊具に挑戦してできた喜びを体験します。失敗して、もう一度と意欲を燃やします。

こうした豊かな経験が、知識や智恵を獲得し、体を鍛え、意欲を高めるのです。

「早く歩け!早く育て!」の親としての願いは当然ですが、促成栽培のような性急な成長を求めず、子どもたちの着実な、それでいて、大きな成長のために、幼稚園時代は「国語」や「算数」を学ぶための、人間としての土台づくり、基礎づくりが大切だと考えています。

なぜ遊び中心の保育なのですか?
机の上で知育教材を使ったり、文字や数の読み書きを教えることが知育だと思われるかもしれませんが、実は、「遊び」こそが重要な学習であり、知を育む行為だということが分かっているからです。
毎日、子どもたちは夢中になって遊んでいますが、遊びへの集中は、まさに集中力を育てる行為であり、一つの遊びが、次の遊びへ発展する様は、創造力を体の中に蓄える行為に他なりません。
「あそぶ」という行為を通して、子どもたちは、体をつくり、運動能カをみがき、集中力・思考力・創造力を蓄え、友だちとの関わり方を学んでいます。